今日未明に配信されたiOS 15.1には地味だけどホームアプリ(ホームオートメーション)関連でようやくかという改善が含まれていました。
センサーに対応
ホームアプリにはユーザー位置情報や時間、HomeKit対応製品の操作に合わせて他のHomeKit対応製品を自動でコントロールするオートメーション機能があります。日の出の時間に自動で照明をONにしたり、指定した時間に換気扇を回したり、家から人が離れれば全ての製品の電源をOFFにしたりなど、オートメーション機能はある程度便利に使えていました。
しかしHomeKit対応の温度計、湿度計などのセンサー類との連携は悪く、ホームアプリからの操作では一定の温度に達した時に換気扇をONといったことができませんでした(センサーメーカーのアプリからHomeKit対応製品を連携させることはできました)。
これがiOS 15.1でホームアプリからオートメーション作成が可能になっています。これは地味ですが嬉しい変更です。これから冬になるに従って灯油ストーブの使用頻度が増えてくるのですが、灯油ストーブは一定時間ごとに換気が必要です。そこで室温が一定以上になれば換気扇をONとオートメーションで設定して換気時間を確保するのは一つのアイディアです。
対応製品の増加に期待
ちなみに温度センサーの値に応じてスマートコンセントをつなげた電気カーペットをONにするといった使い方は禁止されています。スマートコンセントを電熱器付きの製品につなげることは危険であり、HomeKit対応のスマートコンセントはこのような使い方は想定していません。
温度、湿度センサーの数値を使ってホームオートメーションでさまざまな製品をコントロールするのはとても便利そうです。今後のHomeKit対応製品の増加に期待したいと思います。
ちなみに現在Amazonで販売されているHomeKit対応の温度、湿度センサーはEve Weatherで、私が使っているEve DegreeはAmazonでは在庫切れとなっています。在庫が安定しないのもHomeKit対応製品の悪いところではあります。