Apple Musicの新しい楽しみ方である「Voiceプラン」がiOS 15.2のリリースと同時に開始されることがわかりました。iOS 15.2は来週にも公開される予定であり、新プランもまもなく登場することになります。
Voiceプランとは
Apple Musicは月額定額制の音楽配信サービスの定番となっています。またスマートスピーカーやAワイヤレスイヤホンから音声コントロールで音楽の選曲、再生、一時停止といった操作をすることも一般的になってきています。この環境に合わせたのがApple MusicのVoiceプランです。
VoiceプランはSiriからの操作で音楽を楽しむことに特化したサービスと位置付けられ、音声コントロールでより快適に自分の好みに合った音楽を再生できるよう工夫されています。また月額料金は480円に抑えられており、より多くのユーザーにアプローチできる料金設定となっています。
Voiceプランでできないこと
Siriでのコントロールに特化(着目)したと紹介されているVoiceプランは実質的にApple Musicのエントリープランとしての役割が与えられています。低価格な月額料金で基本的な機能のみを提供することでApple Musicの裾野を広げる役割を果たすことになるでしょう。
そのためApple Musicでは可能な楽曲のダウンロードや歌詞表示には対応していません。また空間オーディオにも非対応となっており、Apple Musicの全ての機能で音楽を楽しみたいなら標準プランを契約する必要があります。
VoiceプランはApple MusicのファミリープランやApple Oneには対応しておらず、個人プランとして月額480円が設定されているのみとなっています。AppleとしてはVoiceプランを入り口にして、ユーザーを通常のサービス群に取り込む狙いもあるのかもしれません。