iOS 16.0で写真中のテキスト認識が日本語にも対応しました。認識された文字は単にテキストとしてコピーできるだけでなく、地名なら地図アプリでその場所を調べられたり、日付ならカレンダーアプリと連動したり、その情報をすぐに利用できるようになっています。そしてこの機能は写真の検索でも大きな力を発揮します。
ライブラリ内のテキストを取得
iOS 16.0から日本語にも対応したテキスト認識表示は写真アプリで写真を表示した際に、右下にあるアイコンをタップすることでテキストが抜き出されて強調表示される仕組みになっています。しかし実際には既にライブラリ内にある全ての写真に写っている(認識できる)テキストの情報がiPhone内に保存されているようです。
iPhone内には大量の写真が保存されているのですが、同時に写り込んでいる大量のテキストの情報も保存されています。そしてこの情報はSpotlight検索や写真アプリ内の検索にも利用され、過去の情報の引き出しに大いに役に立ってくれます。
例えば懇親会などの集まりで集合写真を撮った際、ネームプレートを付けていればその写真のテキスト情報も取得されており、人の名前で検索した時に、このネームプレートのテキスト情報がヒットします。雑誌に載っていたレシピの写真を撮っていた場合、材料名などで検索をかければすぐにそのレシピ写真にたどり着けます。メモがわりに撮影した写真が膨大なライブラリ内に埋もれてしまった時も、キーワードで検索すればすぐに発見できます。
ちなみに上記写真、WINEで検索したのですが、1枚目はカップの下のメニューにあるWINEのテキスト情報にヒットしています。テキスト認識は思った以上に凄いです。