今週の注目はKDDIとソフトバンクの決算発表

今週、9日はKDDIが、10日にはソフトバンクグループが2016年3月期の第3四半期決算を発表します。Apple関係の動きとは直接関係ありませんが、KDDIの社長は口の固くない社長でもあります。もしかしたら新型4インチiPhoneやiPad Air3について、何かヒントになるような発言をするかもしれません。

ソフトバンクグループの場合はスプリント事業の現状と将来に注目が集まっています。僕自身が面白いと思っているアメリカ放題もスプリントとの提携があって成立しているサービスです。このまま資本・業務提携関係が継続するのか、それともソフトバンクは撤退するのかの判断を迫られているように見え、事態は想定される中で最も深刻かもしれません。

またソフトバンクは国内通信事業でも苦戦がつづています。契約数は減少が続き、おそらくMNPでもマイナスになっていると予想されます。その環境下でどこまで業績を維持できているのか、また通信の快適さを左右する設備投資をどこまで続けられるのかも見る必要がありそうです。

それ以外にも料金プラン販売方法(キャッシュバック抑制、実質0円廃止)についても質問が出てくると思われます。企業業績は競争で消耗することがなくなるためプラスになると思われますが、それをいかにして消費者に還元するか、その方法はまだ固まっていないと思います。キャッシュバック後のキャンペーンのあり方についても何らかの発言があるかもしれません。

注目の決算発表はそれぞれインターネットでの動画配信があります。
KDDI:2月9日(18:30から
ソフトバンクグループ:2月10日(16:30から
社長の表情なんかも各社の業績を反映していて動画で見ると決算発表は更に面白くなります。