iPhone 7はauでも「上り」の通信速度が速くなる!?これは素直に期待したい

今日発売になったiPhone 7iPhone 7 Plusは通信速度は下り最大450Mbpsに対応しています。国内ではドコモが下り最大375Mbpsに対応するなど、超高速通信を実現しています。一方、これまで「上り」の遅かったauも今回のiPhoneから条件が良ければ、「上り」で20〜25Mbpsの通信が可能になるとのことです。

アップリンクキャリアアグリゲーションを利用

キャリアグリゲーション(CA)はこれまで主に「下り」の通信に利用されており、現在の数百Mbosの通信速度を支える主要技術になっています。このCAをauはiPhone 7、iPhone 7 Plusでは「上り」にも適用させます。これまで条件がよくても10Mbps程度だった「上り」の通信速度ほぼ倍になるとしています。

これでauはようやく他社の速度に追いつくだけなので、大々的に宣伝することはないでしょう。しかしユーザーとしては嬉しい対応です。「メールの添付ファイルで写真を送る」、「SNSに写真を投稿する」、「YouTubeに動画をアップする」といった「上り」通信を使う機会は確実に増えています。その「上り」で5Mbpsくらいだったauの通信速度では心細いところがありました

速度計測結果にCA効果は現れるか

iPhone 6sの「上り」速度の計測結果

昨年から大手通信キャリアは総務省の指導の下で、統一基準を用いて通信速度の計測・集計・発表を行っています。昨年はauの「上り」が他社に比べて極端に遅く、それをauは公表せず、ドコモが代わって公表するという醜い争いがありました。今年はauも胸を張って「上り」の通信速度を公表できるか、注目しています。

またiPhone 7iPhone 7 Plusの発売に合わせて、ネットメディアも通信速度の比較を実施するでしょう。その結果にauのアップリンクCAがどのように反映されるか全国で使えるのか理想的な条件じゃなければどのくらいの速度になるのか、などが明らかになるかも知れません。ネットメディアの計測にも期待します。