iPhone 7、iPhone 7 Plusのカメラはこれまで以上に明るいレンズを搭載しています。レンズの明るさを示す指標であるF値（小さいほど明るい）は従来の2.2から1.8となり、その差は夜、暗い場所での撮影ではっきりわかります。
暗い場所での撮影はiPhoneの弱点
上のスクリーンショット、左がiPhone 7 Plusで撮影した写真、右が同時刻にiPhone 6sで撮影した写真です。全く明るさは違います。またF値だけでなく、iPhone 7 Plusには6sになかった光学手ぶれ補正が搭載されているためシャッタースピードを遅くできるメリットもあり、これだけ明るい写真となっています。ちなみにiPhone 7 Plusで撮影した写真は「ISO1000、f1.8 シャッタースピード1/4」、iPhone 6sで撮影した写真は「ISO2000、f2.2、シャッタースピード1/15」となっています。
これまでiPhoneのカメラは暗い場所での撮影に弱く、競合のスマートフォンが写真の綺麗さを比較する場合は大抵暗い場所で撮影した写真が選ばれていました。また僕自身も暗い場所でどうしてもいい写真が撮れないので、iPhone以外にコンパクトデジカメを持って旅行に行くことも多かったです。しかしここまでの写真が撮れるなら、もしかしたらコンパクトデジカメは要らないかもしれません。
夜景の写真も雰囲気が変わる
暗い場所の代表格が夜景です。本当に綺麗な夜景の写真を撮影するのはスマートフォンでは難しい。しかしiPhone 7 Plusでもそれなりの迫力のある写真が撮れます。
上はiPhone 6sで撮影したもので、天気の悪日の夜の街って感じです。下がiPhone 7 Plusで撮影した写真、雲の形や街の光が全く違う雰囲気で撮影できています。ここまで違うとは思っていませんでした。
カメラの性能だけでもiPhone 7 Plusに買い換える価値があると記事に書きましたが、夜の撮影を試してみてその思いはさらに強くなっています。またiOS 10.1からはiPhone 7 Plusにポートレートモードとして被写界深度エフェクトが追加されます。これもさらにiPhone 7 Plusのカメラの魅力を高めてくれると期待しています。