ソフトバンクのApple Watch 11,111円(税抜き)は得か、損か

ソフトバンクは11月11日のいい買い物の日」キャンペーンの一環としてApple Watch11,111円(税抜き)で販売します。各店舗の在庫が無くなり次第終了となるようですが、このキャンペーンを利用してApple Watchを購入したほうがいいのか、それともこれには罠があるのか。

第一世代を買う意味

今回ソフトバンクが11,111円で販売するApple WatchはSeries2でもSeries1でもなく、1年半前から販売されている第一世代のApple Watchです。この点には注意が必要なのですが、当然ながらこのApple WatchでApple Payは使えません。またGPSは搭載されていないので、Apple Watchだけでジョギングやウォーキング、サイクリングする時のトラッキング精度はかなり落ちます。処理速度バッテリー持続時間なども第二世代に劣ります。

発売当時は10万円ほどで販売されたモデルも11,111円で販売されており、かなり得な感じはしますが、はっきり言ってしまえば、機能面を考えればこの時期に第一世代のApple Watchを買う意味はそれほどありません。特に日本でのApple PayはApple Watchからかなり便利に使える環境が整っており、これが使えない第一世代のApple Watchはかなり不便に感じるかもしれません。

ただしファッションアイテムとして、機能にあまりこだわらずに買うとすれば、このキャンペーンは滅多にない機会だと思います。おそらくこれ以上Apple Watchが安く買える機会はそんなにないと思われます。

バンド単体で買うよりも安い

機能面を考慮すればそれほど魅力がないキャンペーンかもしれませんが、11,111円の価格がかなり割安になるケースがあります。既にApple Watchを持っており、新しいバンドを買いたいと思っている場合、このキャンペーンはかなり得になります。

例えば、今回のキャンペーンの対象になっているステンレスケース42mm+リンクブレスレッドの場合、バンド単体の価格が45,800円(税抜き)であることを考えると、11、111円は破格です。バンドはSeries2、Series1、第一世代で使い回せるので、バンドを購入する意味ではかなりの値引き販売と言っていいかもしれません。

なおレザーループ、クラシックバックル、ミラネーゼループもバンド単体で買うなら15,800円(税抜き)なのでソフトバンクのキャンペーンを利用したほうが安く買えます。おそらく高額なバンドのモデルは早々に売り切れると思われます。また在庫があるかどうかも微妙です。キャンペーンなので買えればラッキー、というスタンスで挑むのがいいと思います。