Apple Watch Series2のバッテリー持続時間は大幅に改善、第一世代比1.5倍に

Apple Watchのバッテリー持続時間が伸びた、とネット上に多くの体験談が上がっています。Apple Watch Series2にしてから、watchOS3.1にしてから、と体験談のきっかけは様々です。僕も第一世代のApple Watchに比べてApple Watch Series2は大幅にバッテリー持続時間が伸びたと実感しています。

そこでどのくらい伸びたのか、通常通りの利用で充電せずに、バッテリー残量がどのように推移するかを検証しました。

3日間充電なしで利用可能

11月8日の朝、午前8時頃に100%で充電器から取り外し、時間とともにバッテリー残量がどのように変化するかの記録を開始しました。結果が上のグラフです。夜間は腕から外しているのですが、ほぼ一直線でバッテリーが減少しています。

8日は1日つけ終わった時点で残量81%、翌朝9日に再びつけた時には再びつけた時には68%となっていました。9日は43%でApple Watchを外し、10日の朝は33%からスタートしました。10日の夕方には15%になっており、このままだとちょうど10日24時くらいにバッテリーが0%になる計算です。

ほぼ3日間充電なしで利用できました。各種通知の確認、Apple Payの利用、時間の確認、アクティビティの記録、何回かの深呼吸くらいの利用ですが、それでも3日間充電なしで使えるのは大きな進化です。

第一世代の1.5倍の持続時間

Apple Watch Series2が充電なしで3日間利用可能となったことは、ほぼ同じような使い方をしていたApple Watch(第一世代)に比べて1.5倍の持続時間となったことを意味します。第一世代のバッテリーは「丸一日+朝から夕方」で残量0になっていました。Series2ではそこから1日、充電なしで使えます

左:Apple Watch Series2 右:Apple Watch

Apple WatchはSeries2でバッテリー容量を約4割増強しています(そのため少し分厚くなっています)。しかしAppleはバッテリー持続時間を公称18時間として、第一世代の持続時間から据え置きとしています。各種処理に必要な電力が増えたと解釈されていましたが、もしかしたらAppleが保守的な数字を発表しただけで、バッテリー持続時間は増加している可能性があります。

Apple Watchの充電は日常の一部になってはいますが、回数は少なければ少ないほどいいと思います。毎晩充電するのが面倒でApple Watch購入に至らない人も多くいると思われます。なのでApple Watch Series2で(iOS3.1で?)バッテリー持続時間が伸びたことは大歓迎です。