Apple Watchは発売直後からバッテリー持続時間が短いことが指摘されてきました。それを改善するためか、Apple Watch2のバッテリーは旧モデル比で容量が36%増加するようです。
ただ短いのは腕時計と見た場合であり、iPhoneよりもバッテリーは持ちます。僕の利用方法ではフル充電状態から2日間充電せずに使うと、残量が0%になる感じです。ほぼ毎日充電しているので、このような使い方になるのは稀ですが、たまに充電を忘れることもあるのでバッテリー持続時間は長いに越したことはありません。
36%増量が意味するところは
Apple Watch2でバッテリー容量が36%増えれば、単純に今の使い方なら残り30%くらいの状態でも1日使えることになります。充電を忘れていたり、充電時間が確保できなかったり、そんな時も1日使えるのは助かります。1泊程度の外泊なら、迷いなく充電ケーブルを自宅に置いていけるようになりそうです。今はなんとなく不安なので持っていきます。
またApple Watch単体で重い処理を実行した場合でもバッテリーの減りを気にしなくてもよくなりそうです。現行のApple Watchはバッテリーを節約するために重い処理をiPhone側で実行する仕様になっていますが、Apple Watch2ではよりiPhoneから独立して使うことも想定されているのでしょう。またGPS機能も搭載しているとのことなので、この機能で使う電力も確保する必要があったのかもしれません。
これら新機能に使う電力が増える分、結果的にApple Watch2のバッテリー持続時間は変わらない可能性はあります。ただ僕自身は毎日充電する習慣ができたので、この短さは気にならなくなっています。
iPhoneから独立するApple Watch
バッテリー性能の向上はApple WatchをiPhoneから独立させるためには欠かせない改善です。Apple Watch2では前述のようにGPS機能が搭載され、iPhoneがなくても正確な位置情報が取得可能になります。また既にリリースされているアプリもiPhoneとつながっていなくても起動できるようになっています。
Apple Watchは徐々にiPhoneから独立しています。今後、Apple Watch3ではもしかしたらセルラー通信機能が搭載されるかもしれません。そうなればベーシックな機能を使うだけならiPhoneは不要という極端なことになる可能性もあります。ただし、そのためにはさらなるバッテリー機能の強化が必要と考えられますが、それは簡単なことではなさそうです。