2016年も終わろうとしていますが、今年一年のAppleを振り返る記事を今日、明日で書こうと思います。Apple関連ではいろんな出来事があったのですが、今日は残念だったところをピックアップします。明日は良かったところの記事を書く予定です。
残念だった第5位「iPhone SEの品薄」
2016年3月末に発売されたiPhone SEは予約開始直後から品薄状態となり、特にキャリア版のiPhone SEは予約開始日に予約できても、1ヶ月待ち(またはそれ以上)となったケースもありました。在庫状況が落ち着いたのは発売から2ヶ月程度経過してからでした。
4インチ画面を希望するユーザーを取り込むためと思って出したiPhone SEでしたが、その需要はAppleの予想よりも大きかったのでしょう。もともと大量に生産される予定がなかった可能性もあり、予想を上回った需要をさばくのに時間がかかった可能性はあります。iPhoneが品薄になるのは毎度のことなのですが、それを繰り返してしまったことには多少がっかりしました。
残念だった第4位「iPhone 6sのバッテリー問題」
2016年11月、「iPhone 6sの一部にバッテリーの問題が発生している」とAppleが公表し、無料の修理プログラムの実施も同時に発表しました。しかし公表はiPhone 6sの発売から1年以上経過してからでした。その間、多くのユーザーが不便を強いられていたことを考慮すると、この対応の遅さは非難されるべきでしょう。
また故障修理にも時間がかかるのも問題だと思います。修理には予約の取りにくいジーニアスバーの予約を取った上で1週間以上もiPhoneを預けなければいけません。修理対象の端末が多かったことも影響していると思われますが、このような不便を強いられる修理体制も褒められたものではありません。
残念だった第3位「AirPodsの発売延期」
当初10月末に発売予定と発表されていたAirPodsは突然「関係者の話」として「発売が遅れる」と報じられました。Appleは公式なコメントは出さず、サイトの表記を「まもなく登場」に変更しただけです。「なぜ遅れたのか」、「いつ発売になるのか」は一切公表されませんでした。非常に残念な対応です。
またAirPodsの発売(Apple Online Storeでの注文開始)も突然始まり、開始に気づかずに寝ていたため初回出荷分を予約できなかった人も多くいました。発売が遅れるだけでなく、このような突然の発売も納得のいかないやり方でした。せっかくAirPodsはいい製品なのに発売のゴタゴタはイメージを悪くしたと思います。
残念だった第2位「iPhone 7 Plus ジェットブラック入荷なし」
毎年秋に新しいiPhoneが発売となり、人気モデルは入手困難となります。しかしiPhone 7 Plusのジェットブラックモデルの品薄は別格でした。「発売日の関東圏での入荷数は数十台」とも言われ、発売日にその姿を見ることすらできない状況でした。また予約開始日にキャリア直営店で予約した人でも数週間から1ヶ月待ちとなるなど、全く供給体制が整わないまま発売日を迎えたことになります。
その後「6〜8週」待ちまで納期が延びたのちに徐々に供給状況は改善しました。現在ではApple Storeでも在庫が用意されており、好きな時に買える状態になっています。とはいえ発売直後の大混乱はあまりいい印象ではありません。こんな混乱は来年のiPhone 7sでは繰り返して欲しくありません。
残念だった第1位「Apple 札幌の閉店」
Appleは2月に突然Apple Store 札幌の閉店を発表します。閉店は当初、入居するビルの再開発のためであり、移転先を探していると報道されました。しかし移転先は今になっても発表されず、また入居するビルはそのまま営業を続け、Apple Store跡で「ソニーストア」が営業を始めます。
札幌に新しくできるビルにApple Storeが新たに入居するのではないかとの噂もありましたが、それも具体的な話にはなっていない(噂の域を出ていない)ようです。もっとApple Storeを全国に出店してほしいと考えている僕からすれば、事実上の店舗閉鎖に対して大きな不安を覚えます。このまま日本の市場が小さくなっていくに従って、店舗もどんどん減っていくとすればAppleファンとして非常に不幸なことだと思います。
2017年には移転先についてなんらかの発表があることを期待しています。