次期iPhoneでもスピード比較競争は繰り返されるのか

iPhone 5発売時、LTEという新しい比較軸ができたことでキャリアごとのスピード比較が活発化しました。ネットメディアだけでなく商品カタログ雑誌、一般雑誌までも含めてiPhoneのスピード対決特集が多く組まれていました。たしかに、LTEのエリアが広がり、高速化が時々刻々と進んでいた時期でもあり、比較は面白かったです。

しかしLTEに繋がっていることが一般的になり、またiPhone 5sが対応する周波数ではエリアも一定の完成度になっています。さらに言えばいくら速いLTEに繋がっていても、その速さを活かしきるサービスはそれほどありません。このことに利用者が気付き始めたあたりから、スピード比較記事が飽きられつつある印象です。

次期iPhoneではさらに対応周波数が拡大し、AXGPやWiMAX2+に対応すると予想されています。搭載するチップの関係でスピードはかなり上がるはずです。しかし対決の結果、仮にドコモが103Mbps、ソフトバンクが86Mbps、auが79Mbpsとと出たとしても、その差に一体何があるのか、というのが率直な印象です。

次期iPhone発売後、またスピード比較記事がたくさん出てくると思いますが、これら記事への読者の反応は今までよりも低くなるのではないでしょうか。

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