Apple「ディスプレイ内で指紋認証」を行う特許を取得済み

公開された特許情報からAppleが指紋認証をディスプレイ内で行う特許を取得していることがわかりました。まさにiPhone 8から搭載されるかもしれないと期待されている「画面内に搭載されたTouch ID」の特許であり、噂が氾濫しているiPhone 8の姿のヒントになるかもしれません。(Apple granted patents for bezel-free display and Touch ID button embedded in screen)

これで確定とはならない

この特許は一般的な技術についてのものであり、タッチディスプレイの操作中に指紋認証を可能にするものです。確かにこの特許技術を使ったセンサーが量産体制に入ればiPhone 8のTouch IDはディスプレイ内に搭載されることになるでしょう。しかし特許を取得することと、量産品に搭載する技術的な問題はまた別です。

ただ、今回の特許取得が判明したことでTouch IDディスプレイ内に搭載されるという噂が、ほんの少し補強されたことは間違い無いでしょう。僕としては背面にTouch IDを搭載するよりも、ディスプレイ内に搭載したほうが、よりスマートなiPhoneになると期待しています。ぜひこの特許技術をiPhone 8に応用してもらいたいところです。

曲面ディスプレイと3Dイメージについての特許も

ディスプレイ内にTouch IDを搭載する特許以外にも、Appleは曲面ディスプレイと3Dイメージアクセサリーについての特許を取得していることも明らかになっています。曲面ディスプレイもiPhoneに搭載されることが期待されているもので、この特許が秋に発表されるであろう次期iPhoneに応用される可能性は十分にあります。

また3Dイメージアクセサリー(図中の22番)は人の動き、位置などを立体的に捉えるデバイスとして特許を取得しています。これはもしかしたらSiriスピーカーのような機器に搭載されるのかもしれません。これは早ければWWDCで発表されるもとも言われており、すぐに製品として世に出て来るのかもしれません。

とはいえAppleは具体的に製品化のメドがなくても、かなり広範な特許を取得します。今回の特許がそのまま製品になると考えるのは少し早いのかもしれません。