ついにドコモからiPad Air, iPad mini Retinaの取扱い開始がアナウンスされました。6月2日予約開始、6月10日販売開始のスケジュールになります。ちょうど新料金プランが始まったところなので、どのくらいの料金になるか調べてみました。それぞれ機種代金、月々サポートは計算に入れていません。
・ひとりでiPhone1台, iPad1台を使う場合(データ使用量7GB、契約5年未満)
→月額料金は2台合計で13,500円、1台あたり6,750円
通信量が7GBと少なめですが、一人で使うならこれくらいでも問題はそれほどないでしょう。またもちろん通話は完全定額制となります。通信量が5GBの「2台目プラス」を使えば月額10,500円、1台あたり5,250円となりますが、スマホと合わせてそのくらいしかデータを使わないならiPadはWi-Fiモデルで十分だと思います。
・夫婦でiPhoneを2台、iPadを1台使う場合(データ使用量は10GB、契約5年未満)
→月額料金は3台合計で18,500円、1台あたり6,166円
ひとりで使うよりも1台あたりの料金は安くなりますが、一人当たりのデータ使用量は少し窮屈になります。夫婦双方が毎月たくさんデータを使うなら月によっては追加1GB1,000円が必要になるかもしれません。ただiPhoneが2台となるので最初の13ヶ月は12GBまで使えます。どちらかのデータ使用量が1GB、2GB程度と少なければ、十分に利用可能なプランです。
・夫婦でiPhone1台、ケータイ1台、子どもがスマホ1台、iPad1台を使う場合(データ使用量10GB、契約5年未満)
→月額料金は4台合計で21,000円、1台あたり5,210円
やはりこのくらいの使い方から安くなってきます。iPhone1台の追加分と25歳以下が一人いることでデータ使用量は12GBになり、また25歳以下一人につき500円引きの条件も効いてきます。親子でデータを多めに使っても、12GBあればそれほど心配することはなさそうです。仮に月間15GBプラン(13ヶ月まで17GB)にすれば、総額は24,000円となります。プラス3,000円でデータの余裕を買えると考えると悪くないかもしれません。
auやソフトバンクは家族でデータシェアするようなプランを発表していないので比較はできません。しかし一人でiPhoneとiPadを持った場合の比較は可能です。上記3例のうち一番上のケースに該当します。
・auでiPhoneとiPadを契約した場合(始まるデータシェアキャンペーン利用)
→iPhone(6,434+通話料)+iPad(3,402円)=9,836円
これで8月末までiPhone 7GB、iPad7GBまで通信でき、シェアプラン開始後は合計9GBまでの通信が可能になります。金額で比べればドコモより3,000円以上も安くなる計算です。通話料を考慮してもドコモよりも安くなるケースが多くなるでしょう。ソフトバンクのタブレットセット割を使っても月額料金は同等です。データシェア開始後のデータ配分に多少の違いがあるものの、auとほぼ同じプランです。結果として同じくドコモより安くiPhoneとiPadの2台契約が可能です。
こうみると契約年数の短い人が一人でドコモのiPhoneとiPadの2台契約とするのは少し不利な気がします。やはりドコモのプランは家族まとめて、さらに契約が長い人向けという色合いの強いプランなのが鮮明になっています。