ドコモ、au、ソフトバンクの通信速度比較 下りはドコモ、上りはソフトバンク

毎年恒例となっている総務省の策定したガイドラインに則って計測された通信速度(iOS端末、Andoroid端末)がドコモauソフトバンクから公表されています。iOS端末は最新のiPhone 8で計測が実施されましたが、この結果を見る限り、大手3社間でハイレベルな戦いとなり、大きな差が付く部分が少なくなりつつあるのが分かります。

下り最大速度は360Mbps

近年は通信技術と端末が揃って進化しているためデータ通信速度はどんどん速くなっています。初めてLTEが登場した頃、10Mbps,20Mbpsで感動していたのですが、2018年に3キャリアが実施した調査での最大値はauの360Mbpsとなっています。ほんの数年でものすごい進化を遂げたと言っていいでしょう。

iPhone 5発売日のLTE通信速度

さらにLTEが普及しだした頃、通信速度通信品質がキャリア間競争の主戦場だったのですが、すでに大手3キャリアは一般的な状況下での通信では大差ない水準まで到達しており、あまり通信速度の比較が行われなくなっています。今回の調査結果でも確かに数値ではドコモが頭ひとつ抜けた形となっていますが、どのキャリアを使っても実際の利用で下り速度の差を感じることは多くないのが実情です。

上りau不利は変わらず

利用電波や通信仕様上の問題からauは上りの通信速度が遅いとされてきました。それでもWiMAX2+の利用で上りの通信速度も改善しつつある状態です。WiMAX2+は多くの場所で使えるようになっているわけではなさそうですが、auの上りが遅いというのは徐々に過去のものになっていくのではないでしょうか。ただ現時点でも数値で見ると他2社に水をあけられているのは事実です。

auアップリンクCAあり時の通信速度

上り、下り共に多くの用途において、現在の大手3キャリアの通信品質で大きな差を感じることはあまりないでしょう。そのためキャリア側も通信品質の差を強調した競争よりも、料金プラン提携サービスなどの差で競争している状態です。再び通信品質の競争に注目が集まるのは、もう少し先のことになると思われます。