ソフトバンクがメッセージサービス国内最大手「LINE」の買収を検討していると報道がありました。しかしその後、LINEの親会社がLINE株の売却を否定するコメントを出して、企業買収にありがちな「飛ばし記事」になった可能性もあります。
さらにLINEは固定電話や携帯電話と通話ができるサービスの開始を発表し、携帯通信会社とはライバル企業になろうとしています。(LINE、固定電話へ通話できる電話サービス「LINE電話」を提供)。固定電話1分2円、携帯電話1分6.5円という料金体系はSkypeの通話サービスに近いですが、LINE同士で無料通話可能となっているのが大きいです。もちろんSkype同士でも無料通話可能ですが、国内に膨大なユーザー数を抱えるLINEは必然的に無料通話可能なユーザーが多くなりLINEの優位性を支えることになるでしょう。
通話サービス参入の報道(ケータイWatchより) |
だからこそソフトバンクは買収、もしくは提携を進める必要があると考えます。先頃発表された「VoIP時代を見据えた定額プラン」ですが、この最大の欠点は長電話が高額になることでした。この欠点を補えるのがLINEであり、ソフトバンクとLINEが提携して両社の料金プランを統合することで、かなり使える通話プランが完成します。
なにもVoLTEにこだわることはありません。LTEで遅延の少ない通信が可能になった今、VoIPでも十分快適に使えます。僕もiPhoneにSkypeアプリを入れて使っていますが、LTE環境下では全く問題なく利用できています。もう通話を料金プランの中心に据える時代は終わりつつあるのではないでしょうか。