次期iPhone「6.1インチLCDモデル」で3D Touch廃止の可能性

Apple関連の情報をいち早くキャッチし、分析することで有名なKGI証券のMing-Chi Kuo氏が、今年発売になる3モデルのiPhoneのうち、液晶ディスプレイ搭載の6.1インチモデルは3D Touchを廃止する、との予測を発表しています。

ディスプレイ改良とコスト削減

Ming-Chi Kuo氏は6.1インチLCD(液晶ディスプレイ)モデルはタッチを感知する部分ををディスプレイパネルから表面ガラスに移して「カバーガラスセンサー」が導入されると主張しています。もし「カバーガラスセンサー」が導入されれば、部材コストが上昇してしまうため、コストカットのために3D Touchが省略される可能性があるとします。

カバーガラスセンサー」の採用でガラスの軽量化と耐久性向上が実現できるとができるとされており、コストが高くなった分のしわ寄せが3D Touchに回っていくことになるのでしょうか。ちなみに5.8インチのiPhone X6.5インチのiPhone X Plusでは3D Touchは廃止されないと同アナリストは予想しています。

3D Touchは便利

しかしすでに多くのアプリが3D Tocuhに対応しており、今やiPhoneの操作から3D Touchを排除するのは難しくなってきているのも事実です。ホーム画面のアプリを強く押すとよく使う機能などが表示されたり、アプリ内でリンクを強く押して、一時的に表示させたり、使い方は様々で無意識に使っていることも多くなりました。これらの中には長押しなどで代替できないケースも多くありそうで、今の段階で廃止するのは難しそうです。

3D Touchが初めて搭載されたiPhone 6sから3D TouchのないiPhone SEに乗り換えた時は、この機能がなくてもそれほど困りませんでした。ただ、再び3D Touch搭載のiPhone 7 Plusに機種変更した際には、その便利さを改めて実感しました。3D Touchを使っていなかった半年の間に多くのアプリが対応し、できることが増えていました。

今ではさらに多くのアプリが対応し、また利用者側も3D Touchの操作に熟練してきました。にも関わらず、ここで3D Touchを廃止するのは現実的でない気がします。