iOS 12から「ショートカット」アプリが利用できるようになりましたが、僕もいくつかのショートカットを使って実際に色々試しています。この前はその日のニュース、天気、予定を読み上げてもらうショートカットを試しに作ったのですが、今回は現在地から待ち合わせ場所までの所要時間を計算して、結果をメールで送信するショートカットです。
マップアプリのウィジェットから起動
ショートカットはSiriやホーム画面のアイコンで起動するのが一般的ですが、共有メニューのウィジェットからも起動できます。今回の「所要時間メール」もマップアプリで指定した場所の共有機能を使います。「所要時間メール」では現在地から指定した場所までの所要時間をメールで送信するショートカットなので、待ち合わせ時間に少し遅れそうとか、少し早く着きそうという時に簡単にメールで連絡を済ませられます。
上のスクリーンショットがショートカットの流れです。マップアプリの情報をショートカットに渡して、現在地からの所要時間を計算します。所要時間と現在地とを合わせてメールの件名と本文を作成します。
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https://www.icloud.com/shortcuts/96eae4f512e842f2a6fac40780a7f578
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からダウンロードできます。使い方はアプリをダウンロードしてショートカットの設定から「ウィジェットに表示」がONになっているかを確認します。使うときはマップアプリで待ち合わせ場所にピンを挿し、ピンの詳細を開いて共有ボタンをタップします（ランドマークの詳細からでもOK）。下段にショートカットのボタンが表示されればそれをタップして「所要時間メール」を選択します。表示されなければ「その他」を開いてショートカットの表示をONにします。
ショートカットを実行すればメールの本文と件名が入力された状態になるので、あとは宛先を入力して送信するだけです。またメールのテンプレートはショートカットアプリでテキスト部分をアレンジすることで変更できます。
ゼロから作るのは難しい
今回作った程度のショートカットなら見よう見まねでなんとか自分で作れます。しかしこれ以上複雑なショートカットはお手上げです。なので誰かが作ったショートカットをカスタマイズして自分用にアレンジするのがベストでしょう。今はショートカットの実例集のようなものがないので、アプリ内のギャラリーから自分のやりたいことに似たショートカットを探して、アレンジしたり組み合わせたりで作るしかありません。
もう少しショートカットが一般的になれば便利なショートカットが共有できるような場所（まとめサイトのようなもの？）ができるでしょう。いろんなショートカットを見て、試して、最終的には自分の利用シーンに合わせてカスタマイズする。そんな使い方がショートカットアプリの楽しみ方なのかもしれません。