そういえば最近「iPhoneが売れてない」という記事を見なくなった

iPhone 5が発売された2012年から2013年前半にかけて、盛んに「iPhone 5は売れてない」「iPhone製造ラインが縮小される」「Appleが不振に陥る前兆かも」というニュースが多く報じられました。しかし実際はそういう事実は無く、Apple側もサプライヤーからの情報でiPhoneの製造実態に迫るのは無理と否定していました。

たしかにこの頃のAppleは新CEO体制になって間もなくであり、株価は低迷し、サムスンの追い上げに苦戦していた印象です。しかし既に株価は1年前の水準を大幅に上回るまでに回復し、「Appleが不振」「iPhoneが売れない」というニュースに需要がなくなってしまったのかもしれません。

Appleの株価推移 一年前の水準からは回復している

ニュースにも需要と供給があり、記者は読者が望む記事を書く場合もあります。Apple関連の「不振」ニュースはAppleの株価低迷状況と相まって一定の需要があったのかもしれません。