初期需要に対応した生産体制整備をAppleにお願いしたい

12月19日にMac Proの注文が開始されました。当初「12月に登場」となっていたのですが、発表直後に注文しても出荷は1月で、その後にさらに注文が集まり、現在は2月出荷予定となっています。Appleは生産が需要に追いつかないとしていますが、需要に対応してもう少し生産力を上げることも必要なのではないでしょうか。

また今回のMac Proはアメリカ国内での製造となっており、これまで中国の組み立て工場の人員を柔軟に増減させることで生産力を調整していた手法が使いにくいのかもしれません。

Mac Proに限らずiPhone, iPad, iPad miniと毎回新製品が出るたびに品薄、入荷未定の状態に陥ります。iPhone 5sの品薄は酷く、需給バランスが取れたのは発売から2ヶ月程経ってからです。またiPad mini Retinaは未だにセルラーモデルで極端な品薄が続いています。

iPad mini Retinaセルラーモデルの在庫状況

確かに、初期の需要に応えるために過大な生産の能力を抱えるのはリスクもコストも高くなります。ただ毎回、品薄に振り回されるユーザーにとってはなんとかしてもらいたい問題ではあります。もしかしたらAppleには「今のブランド力があれば、多少待たせても消費者は不満を持ちつつもApple製品を選ぶ」という自信があるのかもしれません。

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