iPhone 5s/5cの発売で800MHz帯のLTEに注目がいきがちですが、auでは旧来からの2.1GHz帯のLTEも整備を続けています。iPhone 5s/5c発売直前に8月分（おそらく前回6月更新以降）の2.1GHz帯LTEエリア工事完了情報を更新しています。
更新によれば1,778ヵ所で新たにエリア化され、また通信環境の改善が行なわれたようです。月間600ヵ所という整備ペースは一時の急速な拡大には及びませんが、基地局増設は着実に行なわれていると言っていいでしょう。
またiPhone 5, 5s, 5cで利用できる100Mbps対応のLTEエリアも拡大が続いています。KDDIの公表では8月31日時点で約1,600ヵ所で下り最大100Mbps（経験上、条件が良ければ実測70〜80Mbps）のエリアがあります。これも徐々に増えており、どのような広がりをみせるか、僕自身も楽しみにしています。
そのうち京阪神地域のエリアを地図上にマーキングしてみました。地図でも分かる通り、京都市、大阪市、神戸市とその周辺の人口密集地を包囲するように100Mbps対応基地局が配置されています。
衛星写真を観ればさらに分かりやすいですが、平野部の人口密集地ではなく緑の多い場所が整備の中心になっています。この包囲網は徐々に狭まっていくはずですが、それにはもう少し時間がかかるかもしれません。