AirTagはそれほど急いで買う必要はない製品

Appleが先日発売したAirTagを数日使っているのですが、確かに今まで使っていたtilelよりも優れた点はいくつかあるのですが、現時点では画期的な新製品というほどでもありません。現在、AirTagはApple Online Storeでは売り切れですが、家電量販店などのネットショップでは在庫がある状態です。とはいえ急いで買う必要もないかもしれません。

AirTagが必要な人

AirTagの購入前(もしかしたら購入した後)、多くの人は何につけるかをまず考えたと思います。すでに紛失防止タグを使っていたユーザーはそれをAirTagに置き換えるだけなのですが、新たに紛失防止タグを使い始める人にとって、この類の製品の使い方は未知数かと思います。何に使うか思いつかず複数買ったAirTagを余らせてしまうケースもありそうです。

率直に言えば、AirTagは私のようなズボラな性格な人にとっての必需品でしょう。私は財布も鍵も、家の中、車の中、ワークスペース、作業小屋、ガレージなど、どこにでも放置してしまう癖があります。そんなテキトーな性格でも楽に貴重品の管理ができるAirTag(紛失防止タグ)は生活必需品になっています。

しかし、AirTagの装着を最初に考える財布も、ほとんどの人は日常的、習慣的にしっかり管理しています。これら貴重品の置き場所を忘れたり、放置してしまったり、紛失したりすることはまずありません。なので持ち物を管理する習慣がついている人にとってAirTagはあまり意味のない製品だと思います。

購入直後、試しに音を鳴らした人は多くいると思いますが、本当に紛失物を探すために音を鳴らす機会は年単位で来ない可能性すらあります。今後、AirTagの使い方に新しいアイディアが出て来れば、誰でも便利に使える製品になるかもしれませんが、現時点では多くの人にとって、それほど急いで買う必要のない製品のような気がします。