アメリカのApple Store、入店時は再びマスク着用に

新型コロナウイルスが猛威を振るったアメリカではApple Storeに限らず、多くの小売店で入店時にマスク着用が求められていたのですが、最近は予防接種率の向上を反映して、マスク着用の基準を緩和するケースが増えていました。しかしApple Storeでは疾病対策予防センター(CDC)の勧告を受けて再びマスク着用での入店が求められるようになります。

1カ月で方針転換

アメリカでは多くの人が新型コロナウイルスのワクチンの接種を受け、感染状況は大幅に改善しました。この改善を受けて同国内のApple Storeではマスクを着用せずに入店できるように基準を緩和しました。しかしCDCがマスク着用を推奨する勧告を出したことで、Apple Storeは予防接種の有無を問わず入店時にマスク着用が必要になります。この方針は世界中のApple Storeに適用されると考えられ、感染状況が悪化する日本では当然かもしれませんが、当面マスク着用が必要になると考えられます。

結果的にマスクを着用せずにApple Storeに入店できたのは1カ月程度になる見込みであり、新型コロナウイルスの影響はまだまだ長引くことを感じさせられてしまいます。9月の新しいiPhoneの発表イベントもオンライン開催になると予想されており、またAppleの従業員がオフィスに戻るのももう少し先になると報じられています。新型コロナウイルスはまだまだAppleの事業に大きな影響を与えることになるのでしょう。

日本ではまだ新型コロナウイルスは猛威を振るっており、予防接種も当初の見込み通りに接種が進む状況にはなっていません。Apple Storeもマスクの着用検温の実施営業時間短縮などで対策を行なっています。しかしアメリカの事例が示すように、予防接種が広く行き渡っても通常通りの営業が難しく、このような営業スタイルはまだ続くと考えられます。