M2 MacBook Airは12インチMacBookの後継機種になれるか

私は2015年からずっと12インチMacBookを使っています。発売から7年が経過してバッテリーは劣化し、処理性能はiPadにも劣る機種なのですが、まだまだ現役で使っています。性能面で不都合もたまに感じるようになっているのですが、重量とサイズ感が私の使い方にぴったりきていることが大きいです。この12インチMacBookM2 MacBook Airに置き換えられるかを検討しています(買う理由を集めています)。

コンセプト先行型

12インチMacBookの性能は現在の基準で考えると骨董品と言われても仕方ない水準です。発売当初ですら、このノートブックにこの価格は考えられないとの意見も多くあったのですが、私はMacBookの尖ったコンセプトに惹かれて購入しました。0.92kgで薄型、それでいて10時間使えるバッテリー性能、USB-Cポートを一つだけしか搭載しないワイヤレス特化仕様。コンセプトが先行したモデルではありましたが、どれもがiPad、MacBook、iPhoneを持ち出して、どこでも仕事していた当時のワークスタイルにぴったりでした。

時は流れ、ワークスタイルは変わったものの、今でもMacBookやiPadを持ち出してどこでも仕事をしています。ただ12インチMacBookはサポートから外れバッテリーは劣化し、時代遅れの性能は作業効率を悪くしています。そこでM2 MacBook Airへの買い替えを真剣に考えなくてはいけない状況です。

重量とバッテリー

そこで気になるのがM2 MacBook Airの重量です。M1モデルに比べて軽くなったとはいえ、12インチMacBookに比べて約300g重い1.24kgはやはり気になります。慣れてしまえばそれまでかもしれませんが、軽いMacBookには軽さ以上の魅力があり、それがなくなってしまうのは少し惜しい気がします。

ただバッテリー持続時間が10時間(インターネット閲覧)から15時間(同)になったのには大きな意味があります。M2MacBook Airのバッテリー残量が100%の状態なら、1日中作業するとしても充電器は不要かもしれません。10時間しかバッテリーが持続しない12インチMacBookなら、残量が少なくなって作業が止まらないように充電器と充電コードを持ち歩くのは必須でしたが、この分が軽くなるなら本体重量の増加は許容できるかもしれません。

性能は抜群

今の12インチMacBookはサイズの大きな共同作業スプレッドシートを開くのにも、編集するのにも時間がかかります。またスリープ解除後にWebブラウザを起動しても、実際に表示されるまで少し時間がかかります。今の時代、少し不便になってきているのは確かです。その点、M2 MacBook Airの性能は申し分ないものです。

M1 MacBook Airでも12インチMacBookに比べると3倍以上の性能を持っているのですが、M2になってさらに性能が向上しているとされます。この性能はいまだに12インチMacBookを使っている私にとって十分すぎるほどかもしれません。M2 MacBook Air(512GB)の価格は20万円を超えるのですが、長く使うことを考えたら決して高すぎる買い物ではないでしょう。

なお12インチMacBookのAppleによる下取り価格は7,000円でした。少ないですがM2 MacBook Air購入の際の足しにはなりそうです。