新しいiPadはiPad(第10世代)の更新に注目

Appleは今週(早ければ今日、明日)にもハイエンドモデルとなるiPad ProエントリーモデルのiPadの新製品を発表すると予想されています。どちらもデザインや機能に大きな変更はないとされますが、M2チップを搭載してパワーアップするiPad Proより、iPad(第10世代)の更新の方に注目しています。

USB-C採用、ホームボタン廃止

iPadシリーズは現在、エントリーモデルとして位置付けられハイエンドモデルとなるiPad ProやミドルクラスのiPad Airとは差別化が図られています。iPadは標準的な性能と機能を持ち、価格を抑えるために他のモデルと部品を共有し、またiPhoneなどとチップを共有するなどの工夫が施されています。結果としてiPadはiPad Pro、iPad Airが採用してきたデザインや機能を数年遅れで引き継ぐことが多くなります。

こうした経緯もありiPad(第10世代)では他のモデルで使われなくなったホームボタンが廃止される可能性が高くなっています。その代わり、iPad miniやiPad Airで使われている電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されると予想されています。またホームボタンの廃止に伴ってiPad Airと同一のデザインになると考えられ、初代iPadからずっとあったホームボタンが全てのモデルで姿を消すことになります。

さらに同一筐体となるiPad AirがUSB-C端子を採用していることから、iPad(第10世代)USB-C端子を搭載すると予想されます。結果としてiPadの全モデルがUSB-Cを採用することなり、iPhoneより早く脱Lightningを果たすことになりそうです。