Appleは昨年11月頃からマップアプリ用の国内での画像収集作業を中断していました。しかしWebサイト上で2月から作業が再開されることが公表されています。中断が長く、マップアプリに追加の画像情報が収録されなくなるのかと心配でしたが、着実に情報が収集される予定であることが判明して安心しました。
Look Around対応エリア大幅拡大
Appleの公表した情報によると車両による画像収集が2月1日から11月末までの予定で以下の地域で実施されます。
茨城県土浦市/古河市/常総市/つくば市/坂東市/稲敷市/稲敷郡/猿島郡
栃木県宇都宮市
埼玉県飯能市/鴻巣市/久喜市/北本市/坂戸市/鶴ヶ島市/日高市/入間郡/比企郡
山梨県甲府市/富士吉田市/都留市/山梨市/大月市/韮崎市/南アルプス市/北杜市/甲斐市/笛吹市/上野原市/甲州市/中央市/西八代郡/南巨摩郡/中巨摩郡/南都留郡/北都留郡
三重県桑名市/桑名郡
滋賀県大津市
兵庫県川辺郡
奈良県奈良市/天理市/桜井市/御所市/高市郡
岡山県倉敷市
広島県福山市
香川県丸亀市/香川郡
愛媛県松山市
上記地域の大半は初めて画像収集作業が実施される場所であり、Look Around機能に対応するエリアが今年後半にかけて一気に拡大する可能性が高そうです。
地下街、駅、公園、大学
またAppleは車両だけでなく徒歩でも2月から6月にかけて画像収集作業を実施します。実施エリアは札幌市、町田市、横浜市、川崎市、相模原市、厚木市、岡山市となっています。徒歩で画像を集めるのは地下街、駅、公園、大学、河川敷など車両の入れない場所が中心となっています。今後、マップアプリにこれらの画像が追加されていくのでしょう。下の地図は札幌市中心部での徒歩での画像収集予定場所(薄い青の部分)。
ちなみに徒歩での画像収集はすでに東京、大阪、名古屋など大都市中心部で実施済みであり、今後Look Around機能で見られる場所が一気に増えることを示唆しています。地下街や駅構内で利用できるようになるのは大きな変化であり、もしかしたらiOS 17の新機能として登場するのかもしれません。