Spotifyの招待コードが届かないのは、こういうプロモーションのため?

無料音楽聴き放題サービス「Spotify」は先月末から国内でサービスを始めました。iPhoneやAndroidスマホ、PCから利用できる同サービスは現時点で招待制となっているのですが、招待コードが届かないというつぶやきはTwitter上でも多く見られます。僕もサービス開始日の午前中に登録したメールアドレスには未だに招待コードが届かず、どーなってんだろうと思っているところです。

スターバックス「1万人に招待コードプレゼント」

本日、スターバックスはMy Starbucks会員限定のキャンペーンとして「アメリカのスターバックス店舗で流れている音楽が聴ける!「Spotify」 招待コードプレゼントキャンペーン」をはじめています。アメリカのスターバックスはSpotifyと提携して、店内の音楽をSpotifyで流しているようで、この繋がりを活かした面白いキャンペーンだと思います。

しかしよく考えてみると、このキャンペーン自体がSpotifyの招待コードが貴重であることを前提にしたキャンペーンです。登録してすぐに招待コードが発行されれば、このキャンペーンは成立しません。今回のキャンペーンの他にも音楽関係者がTwitterアカウント経由で招待コードを配布するプロモーションも行われていました(僕はこの経路で招待コードを取得しています)。

招待制で「選ばれた」感を演出?

Spotifyの招待制には有料会員無料会員のバランスをとりつつサービスを広げていく意図があるのかと思っていました。しかし招待コードの配り方を見ていると、どうもプロモーションを重視して敢えてコードの発行を遅らせているような気がしてなりません。確かに招待コードをいち早く入手して、周りより早くサービスを使えるようになれば、ちょっとした優越感を感じてSpotifyのファンになるかもしれません。

Spotify無料サービスとしの完成度は高いのですが、ライバルのApple Music(有料)と比べれば当然ながら不便な面もあります(Spotifyの招待コードが来たので、ライバルApple Musicと比較)。今回の招待コードの配り方からは、その不便さを乗り越えてもらうため、有料サービスに加入してもらうため、初期のユーザーをファンとして囲い込みたかった意図が見えてきます。