家電量販店のPOSデータを集計しているBCNが発表したiPhone 7、iPhone 7 Plusの発売後1ヶ月の販売台数は過去最低を記録しています。しかしiPhone 7 Plusに限ればiPhone 6s Plusよりも販売台数は多くなったようです。品薄が続く中でiPhone 6s Plusの販売台数を超えたとすれば、iPhone 7 Plusの販売は好調と言っていいかもしれません。(盛り返す新iPhone、デュアルカメラの「iPhone 7 Plus」は「6s Plus」を超える)
デュアルレンズカメラは大きな特徴に
iPhone 7 PlusではiPhone 7にない機能としてデュアルレンズカメラが搭載されています。このカメラを試したくてiPhone 7 Plusを購入した人は多くいると思います。特に発売直後にiPhoneを買うようなファンでその傾向が強いように感じます。デュアルレンズカメラはiPhone 7 Plusの販売数を押し上げるのに十分な特徴になったと思います。10月25日に配信されるiOS 10.1ではiPhone 7 Plus限定でポートレートモードが提供され、機能の差はさらに広がります。
また大画面スマートフォンという存在が徐々に多くの人に受け入れられてきたのかもしれません。僕もiPhone 6 Plusを購入した直後は画面のデカさにびっくりしたのですが、iPhone 7 Plusの時はそれほど違和感を感じませんでした(共に4インチiPhoneからの機種変)。多くのユーザーで大画面スマホへの抵抗感は減っているように感じます。
そうした背景もあり、iPhone 7 Plusが売れているのかもしれません。仮にジェットブラックの品薄がなければもっとiPhone 6s Plusに差をつけていたかもしれません。また、もしかしたらiPhone 7とiPhone 7 Plusの合計でも6sと6s Plusの合計を上回った可能性もあります。
iPhone 7 Plusは依然品薄
発売直後から品薄が続いているiPhone 7 Plusはようやく一部のキャリア、一部の色、一部の容量で店頭在庫が出始めている状況です。しかし好きなキャリアで好きな色、好きな容量を買うなら予約が必要です。またジェットブラックモデルは依然として予約してもかなり待たされる状態です。Apple Online StoreでジェットブラックのiPhone 7 Plusを注文しても、手に入るのは12月になります。まだまだ品薄です。
Apple Storeの当日販売分の「予約とピックアップ」ではたまにジェットブラックのiPhone 7 Plusが残っていることも増えてきましたが、それでもまだ安定的に入手できる状態からは程遠いです。ジェットブラックは製造が難しいとされていますが、その困難さを速い段階で克服できていれば、もっとiPhone 7 Plusが売れていたのかもしれません。