27日（日本時間28日未明）にAppleが開催する発表イベントでは新モデルのMacBook Pro、13インチのMacBook Airが発表されると言われています。なぜ11インチのMacBook Airの新モデルが発表されないか疑問でしたが、Apple関連で独自の情報源を持つKGI証券のアナリストは今回発表されるのは13インチMacBook Airではなく、13インチMacBookだとしています。
MacBook Airの存在意義
軽くて薄くて持ち運びやすいMacBook Airは衝撃的な発表以来、多くのファンを持つ機種になっています。しかしMacBookにもRetinaディスプレイ搭載が標準となり、さらに12インチのMacBookが発表されたことで存在意義を失いつつありました。
MacBook Airより軽くて薄いMacBookが販売されている現在、MacBook Airに残されている特徴は「安い」だけという状態になっています。その状態に一旦区切りをつけるため、今回の発表イベントでMacBook全体の商品ラインナップを見直すことも十分にあり得ることだと思います。
「安い」も大事な特徴
もしMacBook Airの販売が中止され、13インチMacBookが発売されるとすれば、Appleの販売するノートブックの最低価格が12インチMacBookの14,4800円となります。これまでより4.6万円ほど値上がりし、他社のノートブックとの競争力を弱めかねません。
価格的な競争力低下を避けるため、11インチMacBook Airは入門機としての役割を担い、「安い」を特徴とした機種として存続すると予想します。もしかしたら新モデルの発表がない分、現在の102,800円からさらに価格は安くなるかもしれません（そもそも為替相場を反映してMaBook全体が値下げされる可能性が高いです）。
入門機としての11インチMacBook Air、綺麗な画面と持ち運びやすさを重視して12インチMacBook、もう少し作業効率を上げたい人向けの13インチMacBook。さらに処理能力の必要な作業をしたい人向けのMacBook Pro。27日の発表イベントでMacBookはこういうラインナップに再構成されると予想します。