iOS 10.1は10月25日から日本でも利用できるようになるApple Payに合わせて、同日午前2時頃に配信されると予想されており、いよいよ配信は目前に迫っています。このiOS 10.1で使えるようになる機能はたくさんありますが、一方で使えなくなる裏技もあり、注意が必要です。
iOS 10.1の目玉はやっぱりApple Pay
10月25日にいよいよ日本でもApple Payが使えるようになると報道されています。Apple Payを使うにはiOS 10.1が必要であり、結果としてApple PayがiOS 10.1の最大の目玉となりそうです。Apple PayのためにiPhone 7に機種変更した人も多くいるでしょう。iOS 10.1の配信でいよいよ日本でもApple Payが使えるようになります。
おそらくiOS 10.1にアップデートしたiPhone 7、iPhone 7 Plusは、深夜でもSuica（カードからの読み取り）やQUICPay、iDが使えるようになるはずです。改札は始発まで閉まっていそうですが、近くの自動販売機まで行って早速使ってみようと考えています。
iOSマップ内で乗り換え案内が利用可能に
今日の未明に配信されたiOS 10.1のベータ版ではiOSマップで乗り換え案内が利用できるようになっています。詳細はまだ判明していませんが、iOS 10.1のマップでは目的地への経路が車、徒歩、交通機関、配車サービスから選んで検索できるようになります。
どのくらい正確な乗り換え案内が提供されるか、Googleマップとの差別化が図れるくらい強力だといいのですが、それは期待しすぎのような気もします。ただ徐々に使い勝手が向上しているiOSマップがさらに使いやすくなるのは大歓迎です。iOS 10.1の大きな特徴になりそうです。
iPhone 7 Plusでは被写界深度エフェクトが利用可能に
デュアルレンズカメラを搭載したiPhone 7 Plusでは、iOS 10.1にアップデートすることで被写界深度エフェクトが利用できるようになります。この機能は9月のスペシャルイベントで年内にリリースとして発表されていたものですが、思った以上に早く利用できるようになりそうです。
被写界深度エフェクトの例
デュアルレンズカメラを利用して一眼レフカメラで撮影したようなエフェクトがかけられるようで、iPhoneで撮影する写真の幅が広がるのは歓迎です。とはいえベータ版で試した人のレビューなどを見ると、擬似的にボケをつけるため、不自然な部分は残るようです。この不自然さが正式版のiOS 10.1でどこまで修正されているか期待したいと思います。
カメラ、スクショ消音の裏技は利用不可に
iPhone 7、iPhone 7 Plusではシャッター音やスクリーンショット音がかなり大きくなっています。しかし、このうるさい音を消せる裏技が発見され、多くの人が利用しています。iOS 10.2、10.3ではまだこの裏技は使えるようですが、iOS 10.1では使えなくなる見込みです。
既に開発者、ベータテスターに配信されているiOS 10.1のベータ版ではこの消音の裏技が使えなくなっています。おそらく正式版でも利用できないでしょう。いつかは修正されると思っていましたが、思った以上に早く対処されてしまいました。Apple Payや被写界深度エフェクトなど、注目機能がたくさんあるのでアップデートすべきなのですが、消音の裏技が使えなくなるならiOS 10.1を敬遠する人も出てきそうです。