いよいよ!LINEが次回アップデートでiOS 10の新機能に対応

iOS 10からiPhoneのVoIPアプリへの音声着信電話アプリで対応できるようになりました。FacebookのMessengerViberSkypeなど主だったVoIPアプリが対応してきましたが、いよいよLINEが次回の更新(LINE6.8.0)でこの新機能に対応します。

見逃していた通知

これまでLINE通話の着信は通常の通知と同様で見逃しやすくなっていました。設定によっては数秒しか通知されないこともあり、わざわざLINEで今通話可能かを聞いてから発信するという面倒な使い方をしている人も多かったでしょう。

それがiOS 10の新機能では呼び出しが続いている間は、全画面で着信通知が続きます。iPhoneで何かしていれば、邪魔かもしれませんが、テキストでの返信や通話拒否も選択できるようになります。これでiPhoneはさらに便利になりそうです。特にLINEモバイルのLINEフリープランの可能性が広がると予想します。

周辺機能の実装は見送りか

この他にiOS 10の新機能には連絡先から直接VoIP通話を発信する機能もあります。しかしLINEではこの機能を実装する予定はないようです。少なくとも新機能一覧にはこの機能が表示されていません。発信はLINEアプリを起動する必要があるのですが、これはおそらくLINEアプリを開く回数を減らしたくない、運営側の思惑が働いたためと思われます。

なおLINE以外にも連絡先からの発信に対応していないVoIPアプリもあります。自社のVoIPアプリをコミュニケーションのプラットフォームとして発展させたい意図を持つ場合、iPhoneの電話アプリと機能が統合されてしまうのはアプリの営業戦略上好ましくないことなのかもしれません。機能制限はユーザーにとっては不便ですが、サービス提供側の視点では致し方ないものなのかもしれません。