新モデルMacBook ProでMagSafe廃止のメリット、デメリット

先月Appleのスペシャルイベントで発表された新モデルのMacBook Proへの否定的意見は比較的多くなっています。今回はファンクションキーの廃止(Touch Bar搭載)、USB-Cのみの採用(MagSafeの廃止)と変わったことが多くて批判も多くなっているのだと思います。中でもMagSafeの廃止は利用時の不安が増すため、否定する人が多い気がします。

MagSafe廃止は確かに不安

僕自身、今のMacBook Proから12インチMacBookに乗り換えた時、MagSafeがなくなってかなり不安でした。買い替え後は意識的に人の動線にコードが這わせることを避けるほど気を使っていました。オフィスでは少し面倒でも、机の下にあるテーブルタップから電源を取ったり、家でも人が通らない場所で充電したり、気を使うことが増えました。今でも気を使います

それでも1度だけ、自分でコードを引っ掛けて強い力がUSB-Cポートにかかったことがありました。その時は勢いよくコードが抜けたので、本体の落下はまぬがれましたが、数日はUSB-Cポートが傷んでないか気になってしょうがなかったです。買い替えから11ヶ月でひやっとしたのはその一回ですが、気を使うことが増えているのは事実です。

それ以外の場所、電源のあるコーヒーショップファストフード店の場合はほとんど机にコンセントがついているので、第三者が足を引っ掛ける事はなさそうです。そこは心配しなくて良さそうです。

コード断線のリスクは減る

MagSafe廃止はデメリットばかりではありません。これまでのMacBook ProのACアダプターはコードとアダプターが一体となっており、断線すれば高価なACアダプターごと買い替えとなります。あまり断線しないならいいのですが、このコードが断線しやすく、困っている人も多くいました。新モデルのMacBook Proからは仮に断線してもUSB-Cケーブルを買い換えるだけです。またACアダプターからコードが取り外せるので、断線する危険性も減ります。

さらに右、左どちらのUSB-Cポートからも充電できるようになります。コーヒーショップなどの共用のコンセントからコードを取り回すのが簡単になりそうです。電源コードが本体の後ろを回って、ぐにゃっと曲がってUSBポートに接続されるのは少し不恰好でしたが、これがスマートになります。

USB-CのみのMacBookを使って11ヶ月の僕の実感として、MagSafe廃止で本体落下やUSB-Cポート破損の可能性が増すデメリットは確かにあります。しかし気を使うのになれれば、メリットの方を感じることが多くなると思います。