AirPodsが2016年の「The 25 Best Inventions」ってなんの冗談なんだろうか?

AirPodsがTIME誌の「The 25 Best Inventions」の一つに選ばれました。iPhoneがタッチスクリーンの普及を進め、iPodが音楽のデジタル化を決定づけた過去の偉業と並べてAirPodsの革新性(3.5mmイヤホンジャックの廃止)を評価しています。(The 25 Best Inventions of 2016

本当に2016年の発明でいいのか?

AirPodsは9月のスペシャルイベントで発表され、10月下旬には発売される予定でした。それなら確かに2016年の発明として問題はないでしょう。しかし現時点で2016年に発売されるかどうか、かなり不透明です。比較的早く発売されるのではないかという情報はことごとく裏切られており、現時点では12月末、もしくは2017年1月発売という流れになりつつあります。

そのAirpodsが2016年のベスト発明25に選ばれるのは何かの冗談なのでしょうか。iPhone 7でイヤホンジャックを廃止したものの、年内にAirPodsを発売できないとすれば、イヤホンジャック廃止は2016年で最悪の勇み足だったと言わざるを得ません。少なくともAppleはAirPodsの発売時期を明らかにすべきです。

ワイヤレスは時代の流れなのは確実

AppleはAirPodsの発売が遅れていることで、多くの批判を受けています。仮に10月下旬に発売できていたとすれば、iPhoneを中核とするApple製品のワイヤレス化は一気に進み、新しい時代を創ったと評価されたかもしれません。しかし期待が大きかった分、その期待を裏切った批判も大きくなっています

しかしAppleが目指すワイヤレス時代は確実に訪れるでしょう。AirPodsはそのアイコンになる予定だったのに、本当に発売延期は勿体無いと思います。AirPodsの発売が遅れるのと並行して、ワイヤレス時代の到来も遅れていると言っても過言でもないでしょう。一刻も早く発売してもらってAirPodsが2017年のベスト発明にならないことを願います