4月になり、東京の桜も少しだけ咲き始めています。今日から本格的に新年度が始動するのですが、4月のApple関連の注目点はなんでしょうか、いくつかピックアップします。
動画共有アプリClipsデビュー
Appleは先月に多くの新製品を発表した中で、一つ、興味深いアプリのリリースを告知しました。動画の撮影から加工、共有までをカバーする「Clips」です。iOS 10.3以降をインストールしたディバイスに対応し、アプリ内での動画撮影、加工、字幕やスタンプの追加が簡単にできると宣伝されています。
リリースは4月上旬と告知されているので、おそらく今週(4日未明も可能性あり?)か来週にもApp Storeでダウンロードできるようになるでしょう。Clipsの登場でSNS上で共有される動画がどのように変わっていくか、注目したいと思います。これまでは写真での情報共有が多かったSNSでも、Clipsの登場で動画共有が普及するきっかけになるのかもしれません。
WWDC2017の詳細が漏れて来る?
6月に開催されるWWDCについて、4月頃から様々な情報が漏れて来ます。iOS 11やmacOS、watchOSの次期バージョンの詳細、噂など玉石混在の状態で出て来ます。ガセ情報につられたことも過去に何度もありますが、不確かな情報についてあれこれ想像を巡らすのもファンとしては楽しいことではあります。
またOS以外にもiOSやmacOSなどに乗っかるプラットフォームもWWDCで発表されることが多くあります。家電製品を一括でコントロールできるようなHomeKitやSiriを各種アプリに応用するSiriKitもWWDCでその進化が発表されることが期待されます。個人的にはiPhoneやApple Watch内のNFCをサードパーティーに解放するPayKitなんかが登場すれば一気に面白くなると思うのですが、これはまだまだ期待薄かもしれません。
iOS 10.3.1のリリース
先月にiOS 10.3がリリースされたばかりですが、4月中にもiOS 10.3.1が登場すると予想されています。現在、開発者やベータテスター向けにはiOS 10.3.2のベータ版が提供されており、iOS 10.3.1はベータ版なしでのリリースになるとみられます。そのため登場はもうすぐ、もしかしたらClipsの登場に合わせる形になるかもしれません。今週中、来週中のリリースも十分に考えられます。
ただiOS 10.3.1にはそれほど大きな変更点があるとは考えられていません。ベータ版を経由しないことから、大きな不具合の心配のない、かなり小さなアップデートにとどまると考えられます。むちゃくちゃ期待したい更新ってわけではなさそうです。