Appleは昨日iOS 10.3の正式版をリリースしたのに続き、iOS 10.3.2の最初のベータ版を開発者向けに公開しました。iOS 10.3.1のベータ版がリリースされていないことから、この10.3.1はベータ版を出さずに正式版が公開されることになると考えられます。そのためiOS 10.3.1の公開はそれほど遠くない時期になる可能性が高そうです。
iOS 10.3 beta7はiOS 10.3.1と関係？
今回のiOS 10.3の公開は7つのベータ版を経て実施されました。しかしiOS 10.3 beta7はiOS 10.3よりも新しいOSという位置付けのようです。iOS 10.3 beta7をインストールしたディバイスは自動でiOS 10.3のアップデートが案内されず、またiOS 10.3をインストールしても、iOS 10.3 beta7の更新が案内されるなど、不自然な点がありました。
もしかしたらもうすぐ公開されると予想されるiOS 10.3.1のベータ版がiOS 10.3 beta7なのかもしれません。何か目的があってこのような公開スケジュールになったのでしょうが、詳細はまだ不明です。もしかしたら正式版のiOS 10.3リリースが何らかの理由で遅れ、iOS 10.3.1のリリース日程と接近してしまったためこのような措置が取られたのかもしれません。
iOS 10.3.1はいつ公開されるのか？
昨年、同じく3月に公開されたiOS 9.3の更新版iOS 9.3.1は4月1日にリリースされています。この時の更新内容は不具合の修正などであり、ダウンロードサイズも数十MBとかなりのマイナーアップデートとなりました。おそらく今回のiOS 10.3.1もそれほど大きな変更はなく、4月の上旬頃（早ければ来週の火曜日）にもリリースされると思われます。
なお4月上旬にはClipsの公開も控えており、もしかしたらClips関連の機能がiOS 10.3.1に付随してくるのかもしれません。ClipsはiOS 10.3以降に対応とされており、必ずしもiOS 10.3.1が必要なわけではありませんが、関連機能などが10.3.1の更新で実施される可能性はあります。
iOS 10.3.1はマイナーアップデートなのは間違いなく、4月上旬はClipsに期待したいと思います。どんな動画が撮影できるか、それを共有して新しいコミュニケーションのスタンダードが生まれるか、Clipsの完成度は中期的なSNSの方向性を決める可能性を秘めていると思います。