Spotify アプリ内で音声アシスタントをテスト中 独自スピーカーへの布石か

音楽ストリーミングサービス「Spotify」がiOSアプリのごく少数のユーザー向けに音声アシスタントの提供を開始したと報じられています。この音声アシスタントは同社が開発中の独自スマートスピーカーとのも関連すると考えられています。

Siri+HomePodに対抗か

Appleは2月に音楽再生に主眼を置いたスマートスピーカー「HomePod」を発売しました。Siriで様々な機能をコントロールできるとされますが、主な使い道はApple Musicを高音質で楽しむという基本的なものです。このHomePodの最大のライバルとなりそうなのが、現在Spotifyが開発しているとされる独自のスマートスピーカーです。

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既に製品開発販売を担当する人材の募集が始まっており、近い将来、Spotifyは自社サービスに特化し、音声コントロールが可能な独自のスマートスピーカーを発売すると予想されています。この音声コントロールを担う部分が、スピーカーに先行してアプリ内に実装された形でしょう。これからユーザーが音声コントロールを使用し、そのデータを蓄積して音声認識、返答の精度を上げていくとみられます。

Spotifyはまだダントツ

Apple Musicの利用者が急増し、アメリカではSpotifyの契約者数を夏にも追い越すと予想されています。しかし世界的に見ればSpotifyのユーザー数はダントツであり、日本でサービスが始まった時も大きな話題になりました。しかしSpotifyは日本のAmazon Echoに対応していないなど、まだまだ発展余地があります。

そうした発展余地を埋める役割を果たすのがSpotfiyの独自スマートスピーカーでしょう。Apple Music+HomePodSpotify+独自スピーカー、面白い競争になりそうです。Spotifyを積極的に使っているユーザーなら独自スピーカーはかなり魅力的な商品になることは間違いなく、Spotifyの契約者数の多さがその普及を助け、Appleとの競争を優位に進める武器となるはずです。

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