iOS 12は例年どおり6月のWWDCで発表されると予想されます。そのWWDCを前に、Apple社内でテストが活発化しているとネットメディアが伝えています。Appleは社内テスト中のOSで外部サイトを閲覧し、その動作を確かめます。その際にOSのバージョンがサイトに捕捉されるのですが、今年も例年どおりのアクセスが確認できたようです。
大きな新機能はないとの噂
iOS 12はこれまでのiOSとは異なり、新しい機能を盛り込むよりも安定性の向上を目指すとされます。しかしネットメディアのサイトアクセス記録が示すように、開発スケジュールは通常通りのようです。WWDCでiOS 12が発表されるなら、その後のスケジュールも例年通りといったところでしょう。約3カ月間のベータテスト期間を経て、次期iPhoneの発売直前に正式公開となるのでしょう。
ちなみにネットメディアにアクセスしてくるiOS 12の端末はベイエリア(おそらくAppleの社屋内)にあるiPhone XかiPadのようです。流石に、ここで次期iPhoneの試作品やまもなく発表されると予想されているiPhone SE 2?でアクセスするようなヘマはしないということでしょう。もし4インチiPhoneでのアクセスがあれば、一気にiPhone SE 2への期待感が高まるのですが、Appleも保秘には万全を期していると思われます。
WWDCは6月4日からスタート
Appleはすでに今年のWWDCの日程を発表しています。注目されるキーノートは6月4日午前10時(日本時間6月5日午前2時)に始まります。ここではソフトウェは関連の発表だけでなく、ハードウェアの発表も期待されます。ソフトウェアではもちろんiOS 12、macOS 10.14、watchOS 5、tvOS 12が発表されると予想されていますが、それ以外にもARKitやClassKitのようなプラットフォームや新サービスの発表にも期待が集まります。
ハードウェアではここ数日で一気に期待感が高まったiPhone SE 2の発表も現実味が出てきました。また沈黙が続くAirPowerワイヤレス充電マットについても何らかの情報が出てくると期待しています。WWDC開催まであと1カ月半ですが、ここから開催前日まで真偽不明の噂が多数出てきますが、どれが本当かは当日の講演で答え合わせとなります。