Apple TVがアシスタント端末になるのは不可能じゃないか?

Appleがホームアシスタント端末を開発中という情報がここ数日で回っています。そしてその情報を補足する形で、Appleは次期Apple TVにホームアシスタント端末の役割を担わせることを計画中というものも出てきました。しかし、この情報には疑問点があります。

Apple TV

Apple TVはテレビと有線で繋がる

ホームアシスタント端末は家人の声を常に拾えるように、リビングの真ん中、台所、ベッドルームなどに置かれる必要があります。そのためテレビとHDMIケーブルで繋がれたApple TVにその役割を担わせるのは、不可能だと考えます。

僕の家のように狭ければ、台所から大声で「Hey, Siri」と叫べば、テレビ台の中のApple TVが反応してくれるかもしれません。しかし不便です。Appleがこの不便を承知でApple TVをホームアシスタント端末に使うとは思えません。もしこのような端末が出るなら、小型の専用端末になると予想します。

専用端末が各ディバイスと結合

Wi-FiやBluetoothを使って、ホームアシスタント専用端末とiPad、iPhone、Apple TV、Apple Watchが有機的に結合する未来、非常に楽しみです。例えば、リビングで今日の天気を端末のSiriに聞くとApple TVアプリを起動してテレビで示してくれ、雨の上がる午後にジョギングの予定コースを設定すればApple Watchのエクササイズ管理アプリがその予定を取り込んでくれる。

Google Home

Google Home

Apple TVがホームアシスタント端末として振る舞うと言われていた時期もありますが、やはり専用端末のほうが何かと都合がいい気がします。また家の中でも置く場所は複数想定され、一家に2台、3台とあってもいいディバイスになるかもしれません。上の写真はGoogle Homeの配置例ですが、Googleも家の中の様々な場所に設置することを想定しています。

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