iPhone SEの通信速度は遅い…が、十分でもある

iPhone SEを使い始めて6日目、色々試しながら使っているのですが性能面でiPhone 6sとの差が大きく感じるのが通信速度です。感じると書きましたが、実際に使った上(auのSIMを指しています)での差というよりも、スピードテスト上での差ではありますが。

キャリアアグリゲーション非対応が大きい

先ほどBand41(WiMAX2+)に接続している時とBand18(800MHz)に接続している時の速度を測ってきました。

比較的空いている場所での測定だったこともあり、WiMAX2+は50Mpsを超えるスピードを記録しました。しかしiPhone 6sはここからさらに加速して130Mbpsくらいまで上昇することを考えると、両者の速度差はかなり大きいといえます。

またBand18で測定すると、利用者が多いことも影響してかあまり速度が出ません。こんな時もiPhone 6sならBand1とキャリアアグリゲーションして加速していきます。混雑状況を考慮しても70Mbpsくらいは出たのではないでしょうか。

最高速度は遅いものの通信は安定

一方で電波状態のあまり良くない屋内(半地下)で測定した時も、下りは16Mbps出ていました。このとき掴んでいた周波数は20MHz幅の2.1GHz(Band1)であり、最高速が早い分、通信速度の低下を防げたのかもしれません。

auが使う周波数にある制限のため、相変わらず上りは遅いですが、下りでこれだけの速度が出ていれば大抵の用途で困ることはありません。上の状況でもiPhone 6sならCAを使ってもっと早い結果を残せたでしょう。確かにiPhone SEの通信速度は遅いです。しかし遅くなっても15Mbpsくらい出ることがほとんどで、モバイル通信として必要最低限の速度は維持されています。

テザリングして高画質の動画を見る場合などには15Mbps程度の通信速度は不適格かもしれませんが、もしそれをモバイル通信でやってしまうとデータ通信量が膨大になってしまいます。このような現在の料金体系も考慮すれば、iPhone SEの速度に不足を感じることは少ないはずです。

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