auの2.1GHz LTE、基地局整備ペースは落ち着いてきた?

auは毎月LTE基地局の整備状況を発表しています。2014年10月分も先日発表されたのですが、2.1GHzのLTEは全国で527ヶ所の整備が実施されました。数字だけを見ると非常に多いのですが、ここ最近では一番少ない数になっています。

iPhone 5が発売された直後からauは2.1GHzのLTEを開始しましたが、エリアの狭さや「パケ詰まり」などで苦戦を続けていました。その不利を跳ね返すため、エリア整備は急ピッチで実施され、時には一月で2,000ヶ所も整備する時期もありました。
2014年に入ってからもそれほどペースが落ちることはなかったのですが、ここ3ヶ月の整備数は1,000ヶ所に満たない状況が続いています。さすがにペースが落ちてきたのでしょうか。auによれば、すでに2.1GHz LTEも実人口カバー率で92%に達したとしています。ここからのカバー率向上は非常に困難にるのが一般的であり、ソフトバンクのカバー率もこの辺りでカバー率は足踏み状態です。
今のauの作業はVoLTE対応のためにLTEのエリア内での「穴」を塞ぐことに移っているのかもしれません。こちらもかなり地道で時間のかかる作業です。

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