auの4G LTE、Band1でも実人口カバー率90%を達成

本日のKDDIの決算発表資料によると、auのiPhone 5で唯一対応していたBand1(2.1GHz帯)のLTEも実人口カバー率が90%を突破したことが明らかとなりました。

とにかくiPhone 5のBand1ときのLTEは評判が悪かったのですが、徐々にエリアを広げて挽回しているのかもしれません。来年3月末の予定だった90%越えを9ヶ月も前倒しした形になっています。

僕自身はiPhone 5cに乗り換えてしまったので、このBand1を使うことはほぼなくなりましたが、エリアはかなり広がっているのでしょう。ちなみにソフトバンクのLTEが実人口カバー率で92%なので、そのエリアと大きくは変わらないレベルにまで来たと思われます。

さらに言えば、このBand1はキャリアアグリゲーションに使われる周波数です。Band1の緻密な整備はauのLTEサービスにとって不可欠なものになります。そのBand1で計画を前倒しして90%を達成したことは評価できそうです。

そして仮にiPhone 6でCAが使えたとすれば、この90%という数字はそのまま100Mbps以上のエリアに直結するものであり販売競争でも重要になってきそうです。また対応していなくてもAndroid機種は続々とCAに対応しており、周波数の効率的な利用を進める上で重要になってくることは間違い無いでしょう。

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