今朝「Appleのスペシャルイベントは4月4日に開催となり、会場はスティーブ・ジョブズ・シアターになる可能性がある」との憶測情報が流れました。多くのネットメディアが反応し、このブログにも情報を掲載したのですが、冷静に考えるとスティーブ・ジョブズ・シアターでのこの時期のイベント開催は不可能でしょう。
現時点で外観も未完成
Appleの新社屋、Apple Parkは頻繁にドローンによる空撮動画が公開されています。2017年の3月に撮影された最新の動画を見る限り、まだ社屋の工事は続いており、スティーブ・ジョブズ・シアターも周辺で重機が動き、ガラスを保護する養生が施されたままです。完成予想図と比較すれば、この後に通路の舗装が行われ、芝生や樹木が植えられることになります。
この工事が後1ヶ月少しで終わるとは思えません。1000人を収容するシアターに未完成のまま記者を入れるのは安全上も問題があるでしょう。冷静に考えるとここで4月の上旬にイベントが開催されるのは不可能です。ちなみにAppleはプレスリリースでスティーブ・ジョブズ・シアターの完成を2017年後半としており、iPhone 8の発表が最初になる可能性が高そうです。
今回は再びTown Hallで開催か
3月に開催されると予想されているAppleのスペシャルイベントは今回も現社屋内にあるTown Hallで開催されることになると考えられます。Town Hallは200人の収容が可能ですが、最近のAppleのイベントを開催するには手狭にはなっています。早くスティーブ・ジョブズ・シアターが完成すればいいのですが、それにはまだまだ時間はかかりそうです。
ただTown Hallは手狭ではあるものの、ステージと客席が近く、一体感のある発表イベントができるメリットもあります。イベントに訪れた記者の反応がダイレクトに発表者に伝わり、イベントを盛り上げる感じはTown Hallほどの大きさの会場ならではです。おそらく3月のスペシャルイベントがTown Hallの最後のイベントになります。この会場の雰囲気も記憶にとどめておいていいかもしれません。