MacBook ProがUSB-Cポートしか搭載しなかったことでMacBook Pro購入時に想定外の出費が必要という批判が巻き起こりました。この批判を受けてAppleは自社製のUSB-C関連のケーブルの値下げを期間限定で実施することになったのですが、3月31日を以ってこの値下げが終了しています。
Apple製のUSB-Cケーブルは高い
通常価格に戻ったことで、Lightning – USB-Cの1mのケーブルは2,200円(税別)の通常価格に戻りました。この価格は他社が販売する同様のケーブルに比べて非常に高い設定です。最近はAmazonでも1,000円以下の製品も出て来ているので、Appleが敢えて低価格で販売する必要も無くなって来たともいえます。
しかしiPhoneとの相性、データ転送の可否、充電性能などを考えると安い製品には安い理由があるのも事実です。少し高額ですが、結局Apple製のケーブルを買った方が面倒が少ないのも多くの人が経験していると思います。これまでの期間、Apple製のケーブルが安く買えていたことがラッキーと考えるべきかもしれません。
なおAmazonなどでApple製として売られているケーブルの多くが「偽物」という調査結果もあります。Apple製のケーブルが欲しければ必ずApple StoreかApple Online Storeで買うようにすべきです。
USB-C対応製品が増えて来た
最近発売になったスマートフォンの多くは充電・データ転送端子としてUSB-C端子を搭載しています。3月末に発表されたGalaxy S8もUSB-C端子を搭載しています。スマホ以外にもNintendo SwitchやGo Proも充電・データ転送端子はUSB-Cを採用しています。これからどんどんUSB-C対応製品が増えていくことは確実でしょう。それに伴って他社製で信頼性の高いものも価格が下がって来ることは確実です。
そして気になるのがiPhone 8です。iPhoneがUSB-Cに対応するのは時代の流れですが、それが次期iPhoneからになるのか、それとも次々期iPhoneからになるのか、非常に興味深いところです。もし次期iPhoneからUSB-Cが採用されれば、アクセサリー業界にも大きな影響が出るのは確実でしょう。なおiPhoneのUSB-C対応は次々iPhone以降になるとの情報が今のところ有力です。