秋に正式版がリリースされるiOS 11の主要機能であるARと開発者向けのARKitはすでに多くの人が実際に用途を考えてアプリを作って試しています。Twitterに投稿された試作アプリの動画をとめて掲載しているTwitterアカウントもあります。
ゲーム、DIY、スポーツで活躍かな?
ARKitがまず活用されそうなのがゲームでしょう。現実の中でゲームを遊ぶという非現実的な楽しみ方をARKitが実現させてくれるのでしょう。
上の動画では海戦ゲームを部屋の中でやってしまうゲームでしょうか。動画にあるような海戦だけでなく、ウォーシミュレーションやアメフトのゲームををこのような形で遊べるのは楽しそうです。下の動画では車の模型が実際の道路を走っていますが、これを応用すれば小高い場所から眺めた実際の道路上に車を走らせてレースすることもできるかもしれません。
ゲーム分野でのAR活用はネタが尽きないでしょう。ゲームでのAR活用のインスピレーションが他の分野に波及することも考えられます。
上の動画のように、メジャーで家具などの寸法を測ることもiOS 11のAR機能を利用すれば簡単にできるようです。このようなアプリは家具の配置を考えるだけでなく、DIYや家庭菜園、スポーツで距離を測る必要のある時にも活躍してくれるでしょう。
ARはゲームアプリに大きな影響を与えるのは確実でしょう。それだけでなくiPhone(スマートフォン)全体のブレイクスルーになる可能性を秘めています。位置情報、地図情報、天気情報、周辺の店舗情報、友人の位置情報などを複合的にAR上で統合することで、これまでにないようなスマートフォン体験が可能になります。今後、数年でこのAR体験がスマートフォンのスタンダードになっていく可能性は大いにあります。