iOS 11のベータ版がリリースされ、各種解析が世界中で行われています。そんな中でiPhone 8に搭載されると噂されるワイヤレス充電を示唆するサウンドファイルが発見されています。「engaged_power.caf」と名付けられたファイルの音は、これまでのiPhoneの充電時(Lightning端子を差し込んだ時)の「ポン」って音の前に、ふんわりとした効果音が追加されています。ワイヤレス充電時の効果音と考えるのが自然でしょう。(MacRumors)
ワイヤレス充電搭載は確定か?
今回のサウンドファイル以外にも、設計図の情報や製造(組み立て)企業幹部の発言からiPhone 8にワイヤレス充電機能が搭載されるのは確実視されていました。そしてワイヤレス充電っぽい効果音の発見はこれまでの情報の信ぴょう性をさらに高めるものになったと思います。すでにAppleはワイヤレス充電規格の推進団体にも加盟済みで、準備は万端です。ワイヤレス充電がiPhone 8の目玉機能の一つになるのは間違い無いでしょう。
ただこのブログにも何度も書いているように、単なるワイヤレス充電なら既にライバルのGalaxyが導入済みです。Galaxyに搭載されたワイヤレス充電機能は確かに便利そうですが、このワイヤレス充電のためにGalaxyを買うという人はあまりいないといっていいでしょう。AppleがiPhoneに搭載して、個性的な特徴とするならワイヤレス充電機能にも一工夫必要なのは確かです。iPhone 8にどのような形でワイヤレス充電搭載されるかに注目したいと思っています。
ワイヤレスはAppleの目指すもの
これまでAppleは自社製品をできるだけワイヤレスにしていく努力を続けてきました。12インチのMacBookではUSB-Cポートを一つしか搭載せず、外部とのデータのやり取りをワイヤレス中心で行うことを前提とした設計になっています。またiPhoneとMacBookのテザリングもInstant Hotspot機能で有線接続なしでネット接続できるようにしています。
また昨年発売されたAirPodsは左右のイヤホンが独立した完全ワイヤレスイヤホンとなっています。ワイヤーからの解放はAppleがずっと目指してきている方向です。その方向性を強化するのがiPhone 8のワイヤレス充電機能でしょう。Appleの進めるワイヤレスへの取り組みが一層際立ったものになるためにも、iPhone 8のワイヤレス充電機能は他社と同等ではなく、一歩も二歩も先を行くような存在であって欲しいと思っています。