Apple Watchでシェアサイクルを利用

ドコモ・バイクシェアが運営するシェアサイクルは東京都内では千代田、中央、港、新宿、文京、品川、太田、江東、練馬の各区で利用できます。各区ごとに細かい違いはありますが、基本的にはスマートフォンなどで会員情報クレジットカード情報を登録すればすぐに利用開始となります。今回は練馬区のシェアサイクルApple Watchで利用してきました。

登録は少し面倒、すぐに借りれる

シェアサイクルを利用するには、まずスマートフォンなどで利用者情報やクレジットカードで支払い情報を登録します。その後、会員証となるFelicaの登録に移ります。各自転車にある端末にメールで送られてくる登録番号を入力し、その後に会員証として使うFelicaをかざします。この時、Suicaを登録したApple Watch(Series 2以降)やiPhone(7以降)をかざせば、その端末がそのまま会員証となります。

これで会員証の登録が完了し、練馬区の場合はそのまますぐ予約せずに貸し出しが可能になります。貸し出しは自転車の読み取り端末でSTARTボタンを押して、登録したFelica(今回はApple Watch)をかざすだけです。自動で解錠されそこから時間のカウントがスタートして30分150円、以降30分ごとに100円の料金が登録したクレジットカードから差し引かれます。ちなみに読み取り端末にかざす時はいずれも画面にSuicaのカードを表示させ、支払い状態にする必要があります。

返却はあっさり、メールで通知

一通り自転車を使った後の返却も簡単です。指定されたスポットで鍵を閉めて、自転車のEnterボタンを押すだけです。本当に返却となったかは不安なのですが、すかさずメールで施錠確認通知、返却完了が通知されます。Apple Watchで受信できるメールアドレスを登録しておけば、貸し出しから返却通知まで全てがApple Watchで完結します。Apple Watch Series 3ならiPhoneを持ち出していなくても貸し出しから返却通知が完結できます。

欲をいえば、支払いもApple Payでできれば会員登録が簡単になりそうでスマートだとは思います。今後、ソフトバンクもこの事業に参入すると報道されており、通信キャリア関連会社がシェアサイクルで一定の地位を築けば、Apple Payの利用に向かう可能性もあります。ちなみにJRのごく一部の駅で利用できるSuicle(スイクル)は登録したSuicaでレンタル料金が決済ができるので、より簡単なのですが、電動アシスト自転車を借りられるドコモのシェアバイクの方が便利かもしれません。