iPhone 8/8 Plus、iPhone Xにはワイヤレス充電機能が搭載されています。このワイヤレス充電、iOS 11.1.2まででは5Wの電力による充電にしか対応していないのが、iOS 11.2へのアップデートで7.5Wまでの充電に対応することが判明しています。数字通りに受け止めると充電時間がかなり短縮されそうですが、実際はそうではないようです。
約30分の短縮程度？
iOS 11.1とiOS 11.2のベータ版でワイヤレス充電の速度を調べたネットメディアの記事はいくつかあります。直近では「igeneration」が公開しているのですが、どれもiOS 11.1とiOS 11.2で劇的に充電速度が速くなったという結果ではありません。確かに高速になっていますが、フル充電にかかる時間が約3時間45分から30分程短縮されるくらいの結果です。
5Wでのワイヤレス充電
もともとワイヤレス充電の充電速度は遅く、バッテリーアイコンが赤くなってからフル充電まで3時間から4時間必要です。また充電中は直線的にバッテリー残量が増えていくため、急速充電のように最初に一気に充電が進むということもありません。そのまめ実際にかかる時間だけでなく、体感とし手の充電時間も長いです。それが30分速くなるのは確かに進歩なのですが、W数の増加に額面通りの期待してはいけないようです。
AirPowerには期待
ワイヤレス充電が遅いことには少し慣れてきました。しかしワイヤレス充電には充電速度の遅さを補って余りある魅力があります。ワイヤレス充電の魅力は何と言っても簡単、手間いらずな点です。置くだけで充電というのがここまで便利だとは思いませんでした。寝る前、充電パッドにiPhone Xを置くだけで、朝にはフル充電になっています。もちろん途中でiPhoneを見ても、コードをささなくても再び置くだけで充電が再開されます。
この魅力をさらに広げてくれるのがAirPowerの充電マットです。iPhoneだけでなく毎晩、充電したいApple Watchや、いつの間にかバッテリーが少なくなっているAirPodsのケースの充電まで一緒にワイヤレスできてます。欲を言えばApple PencilやMagic Mouseなどのアクセサリ類にも対応していってほしいのですが、AirPowerの充電マットは発売前でもかなり便利なことはわかります。2018年発売とだけ書かれていますが、今一番早く発売してほしいApple製品です。