iPhone Xユーザーの85%が「非常に満足」、でもSiriはちょっと…

アメリカの調査会社が実施したiPhone Xの満足度調査で、同機種は非常に高い満足度を得ていることが判明しています。ただSiriについて満足している人は20%で、こちらはかなり低い評価になっています。

「満足」は97%

iPhone Xユーザーを対象に行われたアンケートで、iPhone Xに「非常に満足」と答えた人は85%に達し、また「満足」と答えた人は12%となり、97%のユーザーがiPhone Xに満足していることがわかります。また非常に満足と答えた人が多いことも特徴で、iPhone Xの機能、性能については多くの人が高く評価していることがわかります。

確かにiPhone XはOLEDディスプレイ搭載で画面は美しく、Face IDは先進的なロック解除を実現していて、ユーザーを満足させることのできる機種と言えます。一方で、iPhone Xの最大の短所は「価格」なのですが、購入して実際に使っているユーザーは既に「価格」のハードルを超えた人たちです。彼らの満足度が高いのは当然かもしれません。

Touch IDからの変更で何かと議論になるFace IDについても9割以上の人が満足するなど、高い評価を得ています。ただこれはマスクをする習慣のあまりないアメリカのユーザーを対象にしたものであり、マスクをよく使う日本人を対象に調査すれば違った結果が出たかもしれません。マスクをしていればFace IDはかなり不便です。

Siriの満足度が低い

iPhone Xの満足度とは対象的に、Siriに対する評価は厳しくなっています。Siriは音声アシスタントとして、ある程度の要望を実現してくれますが、セキュリティ基準を厳しくしているAppleはSiriの機能を制限しています。結果として他社の音声アシスタントよりもできることは少なく、それが程評価につながっていると考えられます。

また最近になってSiriからできることが減っています。アプリ側がSiriの対応を外しているためと思われますが、これも不便になった要因です。過去にはSiriからLINEメッセージを送ることも、Twitterに投稿することもできたのですが、今はできなくなっています。Siriができることを増やすことが、満足度を上げる唯一の方法だと思うので、ぜひ多くのアプリが対応して欲しいのですが、なかなか上手くいっていないのが現状です。