本日、Appleが28日に公開したwatchOS 5.2をApple Watch Series 4
医療機器のハードルは高い
今回、Appleがヨーロッパ各国と香港でApple Watchの心電図機能を有効にするための手立てを講じたかはまだはっきりしません。アメリカではAppleとFDA(アメリカ食品医薬品局)は緊密に連携し、Apple Watch Series 4の心電図機能を医療機器としての使用に耐えうる水準に高めた上で販売しているので、ヨーロッパでもこれに準じた手続きが実施された可能性が高そうです。
今回心電図機能が解放されなかった日本でもApple Watchで心電図機能を使うには医療機器としての認可が必要と考えられています。日本では認可の要件が厳しく、Apple Watchの心電図機能が使える可能性は低いと予想されていました。他の国ではwatchOS 5.2で心電図機能が使えるようになった反面、日本ではまだ使えないという事実から考えるとこの予想は残念ながら正確だったと考えていいのかもしれません。
なくてもいい機能だが…
個人的に言えば、Apple Watchで心電図を計測・記録する必要は今のところありません。毎日Apple Watchを使っているのですが、今、心電図機能が使えればという状況はありません。ただApple Watchで計測した心電図から大きな病気の前兆を察知できたといったニュースを見聞きすると「なくてもいいけどあれば万一の時に役に立つ」って感じの機能とは思います。
せっかくあるのに使えないってのは嬉しくないですが、まあ安全性や正確性に関する制限があるのも理解できます。心電図機能に関しては焦らずに期待して待ちたいと思っています。