iOS 12.3公開 新元号「令和」の表示に対応

Appleは14日早朝にiOS 12.3の正式版を公開しています。今回のアップデートでAirPlay 2対応テレビをサポートし、またApple TVアプリが動画配信プラットフォームとして提供されます。さらに和暦表示を設定している場合、新元号「令和」が表示されるように改善されました。

Apple TVアプリに期待

今回のアップデートの最大の目玉は何と言っても「Apple TVアプリ」でしょう。Apple TVアプリ内から専門チャンネルの契約ができ、その契約は家族の6つのアカウントまで共有できるようになっています。専門チャンネルごとに料金が発生するので、あれもこれも契約というわけにはいきませんが、家族で見たいチャンネルをまとめてApple TVアプリで契約して管理することができます(日本ではまだ使えない?)。

また秋から始まる予定のApple TV+もこのアプリを通して配信されます。Appleのオリジナル動画コンテンツは2作品が一昨年に公開されましたが、どれもそれほど評価は高くありませんでした。そこから長い月日をかけて魅力的なコンテンツを制作できるようになったのか、注目してみたいと思っています。

私もこのアプリをさっそく使ってみたのですが、契約しているNetflixAmazon Prime VideoApple Musicの動画iTunesの販売、レンタルコンテンツが網羅されていて、このアプリを動画コンテンツ視聴の中心として使えるようにはなっています。一方で販売タイトルと月額見放題のタイトルがごちゃ混ぜになって表示されているので少し使いにくい気もします。まぁ、これに慣れるために当面はこのアプリを使っていこうと思います。

ようやく「令和」に対応

iOS 12.3では5月1日から始まった新元号「令和」にも対応しました。他社製のアプリでもiOS 12.2まででは「平成31年5月12日」、「H31/05/12」と表記されていたのですが、iOS 12.3をインストールすれば「令和元年5月13日」、「R1/05/13」と表示されるようになりました。iOSにとって初めての改元となったのですが、少し遅れただけで対応できてよかったと思います。

ちなみにiOS 12.3をiPhone、iPadにインストールして使っていますが、大きな不具合には遭遇していません。Twitterなどでも目立った不具合は報告されていない模様です。セキュリティ面でのアップデートも含まれているので、それほど急ぐ必要はないと思いますが時間を見つけてアップデートするのがベストでしょう。