AppleはApple Musicのサポート文書を更新し、オーストラリアとニュージーランドでAmazon Echoでの再生に対応することを発表しています。これで先行して始まったアメリカ、先月対応したイギリス、アイルランド、そして今回のオーストラリアとニュージーランドと徐々に対応する国は増えてきました。
HomePodの代替スピーカーに
Apple MusicがAmazonのEcho端末で再生できるようになれば、HomePodがなくてもApple Musicの再生や選曲を音声でコントロールして、リビングや寝室などのスピーカーで聴くことができます。HomePodがまだ発売にならない国も多く、その代替スピーカーとしてEchoのApple Music対応が広がって欲しいと思うのですが、Appleの動きはあまり早くありません。
またHomePodがすでに発売されている国のユーザーでも、キッチンや作業スペースなどApple Musicを楽しみたい場所にそれぞれ249ドルのHomePodを設置するのは費用がかかり過ぎます。そういう意味でもEchoのApple Music対応地域の拡大に期待します。とはいえApple側にとってみればHomePodの販売数に直接影響しそうな機能だけに、Apple Music加入者増と天秤にかけて、慎重に対応を進めているのでしょう。
日本での対応は?
少し前、Echoに「Apple Musicを再生して」と頼むと「AlexaアプリでApple Musicスキルを有効にしてください」と返される時期がありました。もちろん日本のAlexaアプリにApple Musicスキルがないので設定を有効にできなかったのですが、対応の準備が進んでいるとも期待していました。しかし最近は「この地域ではApple Musicはサポートされていません」と返ってくるようになり、一歩後退した感じです。
まだAlexaアプリにスキルが出てこないけど、今までは「Apple Musicがわかりません」みたいに答えてたから、もうすぐなんかな? pic.twitter.com/mVzWoDgFFd
— ふーてん (@hu_ten_) 2019年1月22日
まぁゆっくりではあるのですが対応地域が拡大していることを考えるといずれ日本でもApple MusicをEchoで再生できるようになるのでしょう。Echoのスピーカーはそれほど高音質って感じではないのでBluetoothスピーカーを別に購入した方が良さそうですが、それでもHomePodよりは低価格でApple Musicの音声コントロール環境を揃えることができそうです。さてEchoのApple Music対応とHomePodの日本発売、どちらが早いのでしょうか。